アウトドアウェアでおなじみのメリノウールはベースレイヤー(肌着)としてタウンユース活用も一般的になってきました。なかでも、メリノウールのジャケットは種類がそう多くはありません。ウールパワーは1970年代からほぼ形を変えずに今日に至るまで「ウールのジャケット」をブランドの看板商品として提供し続けています。この記事では、ウールパワーのウールジャケットの機能性や特徴を紹介します。
メリノウールの特徴
メリノウールといえば、なんといってもウール特有のごわつきが少ない滑らかな天然繊維であることです。チクチクしない肌触りが、他のウールにはない大きな特徴です。
また、メリノウールの機能性として「吸湿発散性」「保温性」「抗菌防臭効果」が備わっています。特に、吸湿発散性については他の繊維と比較しても高い機能をもつことが特徴です。余分な水分は繊維に吸着させ肌に触れずに外に発散することで、体温が奪われず適温を保てます。
詳細はこちらの記事でも紹介しています:メリノウールとは(ページ遷移します)
メリノウールのジャケット
ウールパワーのメリノウールジャケットは、フロントジップタイプで400と600と厚みの異なる2種類があります。素材は、100%ミュールシングフリー(※)のメリノウールが70%使用されています。
このジャケットは、ウールパワーの独自開発生地「ウルフロッテ・オリジナル」が全面に採用されており、軽量でありながら高い保温性を持ちます。一般的にウールのジャケットは、密度が高く編まれるので重くなりがちなのですが、ウールパワーの独自開発生地(ウルフロッテ・オリジナル)はデメリットを解消した特別な編み方になっています。

この独自開発生地「ウルフロッテ・オリジナル」は、裏地が無数のループ状に編まれていて、空気を溜め込めるようになっています。空気をたくさん溜め込めることによって、高い保温性を保てるのです。元々、スウェーデン軍が厳しい寒さの中で任務を行っている際に、冷えによって命を落としてしまうことがあったため「命を守る」ためにウールパワーとスウェーデン軍やその他研究機関と共同で開発された歴史があり、高い保温性については折り紙付きです。

また、軽量かつストレッチ性が効いていることで作業を妨げることがないことも魅力です。小さなギミックも効いていて、かがんだ時に背中が出てしまわないように、ジャケットの背中側が少し長めのデザインになっていたり、手首周りは、手の甲まで袖があって親指を入れられるサムホールもあります。襟も高めの設定で首をあたためる役割を持ち、冷えから守るデザインが徹底されています。
メリノウールジャケット「400と600」違い
ここでは、ウールパワーのジャケットの厚みの違いと選び方について解説していきます。どちらもメリノウールが70%使用されていてウール本来の性能を感じることができます。
■フルジップジャケット400
400という数字は生地の密度のことを指し、この場合は「400g/㎡」の生地となります。ウールパワーを代表するミドルレイヤー生地です。
主な使用用途:アウターの下に着用する中間着、春秋頃のアウターとしても使用可能
■フルジップジャケット600
更に密度が高くなった「600g/㎡」の生地となります。肉厚で密度が高くなることで防風性も高まるミドルレイヤー生地です。
主な使用用途:アウターの下に着用する中間着、初冬頃にはアウターとしても使用可能
フルジップジャケットの選び方として、大きな違いは「生地の密度」です。生地の密度が高くなるとより保温性は高くなるのですが、重量は重くなっていくのでどちらを優先するかはご自身の使い方次第です。例えば、仕事や登山で使用する場合は活動時間が多いので軽い方が使い勝手が良いので400。もしくは、逆に活動時間が少ないので、なるべく保温性が高い方が良いと感じる方は600を選んだり、と様々です。
また、どちらにも共通して言えることは、ベースレイヤーにウールパワーのクルーネック200やクルーネックライトを着用するとメリノウール本来の機能性と保温性がより感じることができるのでおすすめです。

その他に選び方の基準としては、「ウールが何%」生地に使用されているかです。天然のメリノウールの機能性を感じるには、一般的に60〜70%以上あると良いとされています。最近では、メリノウールとうたう製品がたくさん出ていますが、その製品がどのようにウールが使われているかを確認することをおすすめします。また、使用されているウールはミュールシングフリーであるかも確認してみると、環境保護や動物愛護の観点でも地球にやさしい行動ができるかもしれません。
(※)ミュールシングフリーウールとは:羊の皮膚を切り落とすことを行っていないウールのことです。害虫の寄生を防ぐために無麻酔で皮膚を切り落とすミュールシングという行為がありますが、動物愛護の観点で問題視されている行為です。そのためWoolpowerはミュールシングの原因となるハエがいないウルグアイやアルゼンチンの羊毛を利用しています。
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