アウトドアウェアとしてのメリノウールは定着してきましたが、ランニングでメリノウールの選択はまだまだ少ないのではないのでしょうか?この記事では、ランニングでメリノウールを着用するメリットを紹介していきます。
《この記事の要点》
メリノウールがランニングに向くのは、汗冷えを抑えられるからです。冬のランニングで体が冷える原因は気温ではなく、肌に残った汗が蒸発するときに熱を奪うこと(気化熱)にあります。メリノウールは汗を水蒸気の状態のまま吸って外へ放出するため、肌がドライに保たれ、信号待ちや給水で止まっても冷えにくくなります。
着用の目安は気温が下がり始める10月頃から。高温多湿な日本の真夏には向きません。
メリノウールをシャツとしてデビューするにはいつが良い?
この記事では、【ウールパワーのメリノウールウェア】がどの季節にデビューするのが良いのかについて解説していきます。
ずばり肌寒くなる10月頃から
| 気温 | ウールパワーの使い方 |
|---|---|
| 20℃以上 | 化繊のほうが快適 |
| 15〜10℃ | ティーライト1枚 |
| 10〜5℃ | クルーネックライト1枚 |
| 5℃以下 | クルーネックライト+ウインドシェル |
※目安です。ペース、体質、風の強さにより体感は変わります。
冬ランで効くのは厚着よりも防風です。汗で湿った体に風が当たると体感温度が一気に下がります。薄いウインドシェルを1枚重ねるだけで快適さが変わります。
近年の気温上昇は異常で9月頃まで、高い気温と高い湿度が続いています。ウールパワーのメリノウールは厚みがあるので暑い時期の着用ではあまり適しません。しかし、寒くなると効果を一段と感じられやすくなります。
特に更に寒くなる1月〜2月では、外に出るのが辛いくらい走り始めの寒さを軽減させたいものです。走り始めてしまえば良いのですが、ロング走などで途中休憩をすると汗冷えで一気に体が冷えてしまうのもランナーの悩みです。
ウールパワーのウェアは寒い時期の練習用に最適
さて、なぜウールパワーのメリノウールウェアは寒い時期に最適なのか?それは、メリノウール含有量と生地の厚みに秘密があります。この秘密により下記のような機能を発揮できます。
◆高い吸湿・放湿性能
◆適度な保温性・水分吸収性能
◆抗菌・防臭性能
メリノウール特有の高い吸湿・放湿性は、汗をかいた体をドライに保つことができます。体がドライ(汗が付着していない状態)であることは、汗冷えが起きないということになります。この水分が付着したままだと気化熱により熱を余分に外に放出してしまうため、体全体が急激に冷えてしまうのです。
更にメリノウールには、生地に汗を吸収させてウェアと肌の間は適度な温度に保ってくれます。適度な保温性があるので寒さを感じにくくなるのです。また天然の繊維であるメリノウールは、においの元となるアンモニア臭を吸収し菌を発生させない特徴があります。大量に汗をかいても、連日同じウェアを着てもにおわないのが最大の特徴でもあります。
このような機能があるので、走り始めは、ウィンドブレーカー不要で走り始められるし、途中休憩をしても体が冷えにくく、快適に走り続けることができます。冷えはケガの元にもなるので、体を適温に保てることは非常に重要なポイントです。
ウールパワーのメリノウールウェアはレースに向かない?
いいえ、そんなことはありません。走力や距離によって向き、不向きがありますがレースでも着用することが可能です。
| 種目 | 向いているペースの目安 |
|---|---|
| 5km・10km | ペースを問わず使いやすい |
| ハーフマラソン | キロ6分30秒〜 |
| フルマラソン | キロ7分50秒〜(完走目標) |
※天候・気温・発汗量により調整が必要です。これより速いペースでは発汗量が多く、化繊のほうが対応できます。
いわゆるトップランナーと比較してゆっくりペースで走る方には、ちょうど良いウェアになりえます。普段ウィンドブレーカーを着用している方はメリノウールウェアであれば、荷物も減るのでかさばるストレスがなくなるのも嬉しいポイント。
ウールパワーのメリノウールウェア
| 項目 | ティーライト | クルーネックライト |
|---|---|---|
| 袖 | 半袖 | 長袖 |
| 素材 | メリノウール80% ポリアミド20% |
メリノウール80% ポリアミド20% |
| 編み | 平編み 縫い目を最小限に抑えた作り |
平編み ラグランスリーブ |
| サイズ | XXS〜XL(ユニセックス) | XXS〜XL(ユニセックス) |
| 生産国 | スウェーデン | スウェーデン |
| 価格 | ¥11,990(税込) | ¥12,650(税込) |
| 向いている場面 | 秋口の1枚 真冬はシェルの下に |
真冬に1枚で走る日 |
※価格・在庫状況は変更される場合があります。
ウールパワーをランニングシャツに使う場合は「クルーネックライト」もしくは「ティーライト」がおすすめです。
◆ティーライト
ウールパワーのラインナップの中で薄手の生地厚で半袖タイプ。ストレッチ性にも優れていて動きを妨げません。丸胴なので縫い目もなく、肌への擦れもなく快適です。

◆クルーネックライト ウールパワーの薄手生地で長袖タイプのウェアです。同じく丸胴なので縫い目が限りなく少なく肌へのストレスがないのが嬉しいポイントです。

よくある質問(FAQ)
Q.メリノウールはランニングに向いていますか?
A.気温が下がる時期のランニングに向いています。汗を水蒸気の状態で吸って放出するため肌がドライに保たれ、走行後や休憩時の汗冷えを抑えられます。10月頃から3月頃までが目安です。ランニングのペースによっても向き不向きは変わってきます。
Q.メリノウールは夏のランニングでも使えますか?
A.高温多湿な日本の真夏には向きません。9月頃まで高い気温と湿度が続く近年の気候では、化繊のほうが適しています。
Q.メリノウールと化繊はどちらがいいですか?
A.用途やランニングペースで使い分けてください。ジョグやロング走のように止まる場面が多い日はメリノウール、スピード練習など大量に発汗する日は化繊が適しています。
Q.メリノウールはレースで着られますか?
A.ペースによります。ハーフマラソンはキロ6分30秒〜、フルマラソンはキロ7分50秒〜が目安です。これより速いペースでは発汗量が多く、化繊のほうが対応できます。
Q.メリノウールはチクチクしませんか?
A.繊維の太さによります。一般的なウールが約30ミクロンなのに対し、メリノウールは約17〜23ミクロンと細いため、チクチク感は大幅に抑えられています。
まとめ
これから本格的なランニングシーズンです。寒さが厳しい季節ほど、メリノウールの効果は実感しやすくなります。まずは練習用の1枚から試してみてください。