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2023.06.08
雌阿寒岳登山ツアーレポート
2023年6月2日〜4日にUPIオンネトーにて雌阿寒岳登山ツアーが開催されました。そのツアーの様子をご紹介します。

 あしょろ観光協会との協業により2022年にオープンしたUPIオンネトーで、日本百名山にも選定されている雌阿寒岳登山ツアーが開催されました。阿寒摩周国立公園の手つかずの自然の中の新拠点「UPIオンネトー」は2023年から国立公園オフィシャルパートナーシップとして、オンネトーの魅力の発信をさらに促進させていきます。


ツアーは2泊3日の特別な旅。

Day1

釧路空港に集合し、専用バスで約1時間10分かけて宿泊先のホテルレウスアショロへ。気づきにくいのですが、ホテルのある足寄町は平地より標高が高くなり気圧の変化があります。飛行機での気圧の変化と標高による気圧の変化で、実は体には見えない負担が。専用バスでゆっくりと体を休ませ、慣らすことが登山前の体調を崩しにくいポイントです。

そして足寄町豆知識を一つ。日本一広い町が、この足寄町です。約1,400kmの面積を持ち東京23区よりはるかに大きく道中には、牛や野生の鹿も見ることができる自然豊かな町です。

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ホテルに到着したら今回の目玉の特典でもある高機能メリノウールウェアブランド「ウールパワー」のベースレイヤー(クルーネックライト)とソックス(スキルドクラシック400)をお渡ししました。少し肌寒さが残る北海道の気候にはちょうど良い厚みのアイテムです。明日の山行はこれらを着用して挑みます。

その後は自由行動。足寄町の中心地には、様々な飲食店があります。飲食店でその土地ならではの食事を楽しむのも旅の醍醐味。登山時に必要な行動食や飲料もドラッグストアやコンビニ、スーパーもあるので揃えることができます。

Day2

さて、いよいよ登山日。予報ではあいにくの天気。足寄町内は晴れていても雌阿寒岳のあるオンネトー付近ではまた大きく天気が変わります。現場の状況を見ないと判断ができないどっちつかずの天気。9:00にオンネトー登山口へ。

当初の登山ルートは、野中温泉→オンネトー。しかし、あいにくの天気なのでオンネトー口からのピストンに変更。何よりも安全第一で当日もギリギリまでわからない状況でした。今回の登山ガイドは、阿寒湖出身で雌阿寒岳をよく知る西田ガイドです。雌阿寒岳をよく知るガイドなので、安全面はもちろん雨天ならではの楽しみ方を教えてくれます。ちなみに西田ガイドは登山のガイドはもちろん、その他にもこの土地をよく知るからこそできるアドベンチャーツアーも数々催行されています。

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スタートから雨が降っていたのでレインも着用して準備万端

スタート地点の外気温は8℃、小雨も降っている状況。6月でもオンネトーは冬のような寒さが残ります。そして雌阿寒岳は樹林帯が切れる5合目付近から強い風が吹く山です。状況次第では、途中で折返しの短縮ルートも想定されました。

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雨のしずくとマツの新芽

1合目から4合目は小雨が降る中での山行。樹林帯なので、そこまで濡れることなく歩くことができました。青々とした新緑が広がり、新芽にしずくが止まっている姿は雨ならではの幻想的な景色。アカエゾマツやトドマツを中心とした木々が並びます。

雨が降っていてレインを着用しているとどうしても蒸れやすいのですが、皆さんウールパワーのベースレイヤーの水分の吸収力に驚いている様子。メリノウールの特性の一つ、周りの環境に左右されずに一定量の水分を吸収してくれるので肌に水分が残りにくく、汗冷え防止にも繋がるのです。化学繊維素材にはない登山時に嬉しい機能です。休憩時で止まっていると、日も出ておらず風が吹き少し寒さを感じるものの不快感は軽減したようです。

そして、知る人ぞ知るヒカリゴケの鑑賞へ。岩場に隠れているヒカリゴケ。これは知らなければ通り過ぎてしまう場所にありました。ヒカリゴケはヒカリゴケ自体が発光しているのではなく、光の反射によって光っています。そして環境省により準絶滅危惧種のレッドリストの指定を受けていて大変貴重な植物です。

樹林帯が切れる間際になる5合目に近づくと、青空が・・・。雨もやんで、日が出てきたのです!皆さんの登頂したいという思いが通じたのかもしれません。

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風もそこまで強くなかったので、登頂を目指すことに決定!参加者全員からは雄叫びが(笑)せっかく遠くから来たので、やはり登頂は目指したいものです。

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雌阿寒岳の隣にそびえ立つ阿寒富士

しかし、8合目あたりで雲行きが怪しくなり、強風と霧に巻かれてしまいました。気温が低いことさながら強風で体感温度はかなり寒く感じ、手もかじかむほど。ここで防寒着を追加して登頂を目指します。UPIスタッフは、フルジップ400をミドルレイヤーに着用し登頂を目指しました。オーバースペックかと思いましたが、全然そんなことはなくちょうどよくて持ってきてよかった。と思うほどでした。北海道の気候の違いを再認識しました。

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雌阿寒岳山頂

雌阿寒岳からのぞむ絶景や火口は見られなくて残念でしたが、無事に登頂。写真の通りの天候だったのでゆっくりする時間もなく安全第一に下山をしていきます。

無事に下山を終え、UPIオンネトー店内で特典のワンドリンク無料と商品券を使っての買い物を楽しんで頂きました。ワンドリンクはあたたかいコーヒーやソフトドリンクはもちろん、箕面ビールやホップコタンビールも選べます。

そして本ツアー最後のイベント、焚火会・焚火料理の提供。UPIでは焚火に関するアイテムが多数揃っています。その中でも、煙が少なく初心者でも簡単に焚火ができるアメリカのソロストーブという焚き火台とスウェーデンのアウトドアクッキングブランド、ダーラムの高品質グリドルを使って焚火料理を提供しました。

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人気のソロストーブレンジャーキット

北海道の野菜やお肉を皆さんに召し上がって頂きました。残念ながら雨が降っていたのでタープの下で楽しみましたが、木々からオンネトーがのぞめる場所だったので、濃いエメラルドグリーンに染まった湖を鑑賞することもできました。

そして、専用バスで宿泊先のホテルへ帰宅。

Day3

ツアー最終日の朝はゆっくりと空港へ出発します。午前中は自由行動なので散歩にでかけた方も多いようです。キツネを見た!という方も。専用バスに乗り込み空港で解散です。大きな怪我もなく全員無事に戻ってこれて何よりでした。

阿寒摩周国立公園内にあるオンネトーや雌阿寒岳の美しさ、キャンプ料理を楽しめるツアー。自然と楽しむアウトドアがぎゅっと詰まった旅でした。北海道の登山は標高は低いものの高緯度に位置しているので気象の違いに注意しなければなりません。営業小屋もないので登山技術も必要とします。ガイドと一緒に安全な登山、そしてアウトドアで度々耳にするメリノウールウェアを実際に登山で使用できる経験。UPIが一人でも多くの人に自然や道具を楽しんで頂きたいという思いでご用意しました。またお会いできる日を楽しみにしています。

参考データ

今回のツアー参加者は、百名山制覇を目標とするベテランから初めて登山をする人と幅広い方に参加頂きました。参加アンケートの一部を公開。

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ツアー内容に含まれていたウールパワーのベースレイヤーとソックスの提供ですが、寒い中での山行でも保温性や吸収力、速乾性にご満足頂けたようです。

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ソックスに関しても、クッション性や保温性もポジティブな意見でした。いつもは足の裏が蒸れていたがこのソックスはさらっとしていたというコメントもありました。夜になっても足がくさくない。とも。このにおいが気にならない点もメリノウールの特徴です。(詳しくはこちらの記事、メリノウールとはへ)

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